IPv6時代の高速インターネット環境での「どこでもドアホン」

IPv6時代の高速インターネット環境での「どこでもドアホン」

Netflixなどのオンラインビデオサービスをストレスなく利用するはIPv6環境の方が良いのですが、しかしIPv6環境だと外部から接続する「どこでもドアホン」の利用に支障が出ることがあります。

いきなり現地での調査から始まると、お時間を要してしまうので、できれば下記の情報をご用意いただくとスムーズです。

  • ルーターの管理者アカウントとパスワード
  • インターネットプロバイダの契約書(ID、パスワード)

ドアホン本体ソフトウェアならびにスマートホンアプリのアップデートで問題解決する場合もありますが、もし外出先で「どこでもドアホン」が利用できなかったら、NAPTを利用する方法があります。

宅外での接続性を向上(IPv4 over IPv6環境にも対応)[外でもドアホン]
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/1393

IPv4 over IPv6では特定のポート転送ができない仕様となっており、もし、外部接続できない場合はこちらの特定ポートへの接続が利用できないことが原因と考えられます。
その場合はMAP-EまたはDS-Liteの「利用可能ポート」をNAPTで外部からドアホン本体に接続できるようにします(通常は4096〜65535までのポートのうち240ポートがユーザーに割り当てられます)。

ちなみに写真ではA〜Eに対してそれぞれ58832〜58836を割り当てています。

また、ドアホン本体のソフトウェアとスマートホンのアプリのバージョンが合っていない場合、NAPTの設定をしていても、外部接続できないことがあります。
これは最新のバージョンで利用するポートをIPv6環境に自動で対応できるようにしたため、バージョンが異なると本体の利用するポートとアプリの利用するポートが異なってしまうからではと推測しています。